Srantokyo: 映画『ソーシャル・ネットワーク』

Jan 20, 2011

映画『ソーシャル・ネットワーク』

Jan 20, 2011
ゴールデングローブ賞4冠に輝いた映画、ソーシャル・ネットワークを観てきました。






映画としてどうこうというのは全く期待せず、とにかくFacebookを知りたい!と思って観に行ったのですが、映画としてストーリー展開も人間関係の描写もとってもおもしろくて、あっという間の二時間でした。

とりあえずショーン・パーカー役ジャスティン・ティンバーレイクってかっこよすぎ!!





ご存じの通り、世界最大のSNS「Facebook」誕生のストーリーなのですが、ただ単にアメリカンドリームの物語として観れるものではない。なんせこれは今もっとも世界を動かしているFacebookのリアルに基づくストーリーなのだから!

見終わった後、いろんな感情が一気に襲ってきて、なんだかもう現実世界に戻りたくないような、ヴァーチャル世界に留まり続けたい、異様な感覚が襲ってきた。(つまり現実逃避?)



数日前に、友達と飲み明かしたとき、

Facebookはメディアを変える

と聞いて、「ふーん、そうなのー」なんて半分聞き流していたけど、ここ数日であれこれ調べて、徐々に徐々にその脅威を感じてきて、そこでこの映画を見て、

KNOCK OUT!!

って感じでした。。。



映画の原作はこちら。








Facebookが、数あるSNSを差し置いてトップになった理由なんかは、こういういろんな本をみていただくといいと思うんですが、(適当ですんません)

いろんな本では、マーケット視点で友人間のSharing、つまり「イイネ!」ボタンでの交流や、インターネット時代の口コミの影響力、Facebookの持つ膨大な個人情報を元にしたマーケティングと、特定のターゲットに向けた広告などについて論じられているけれど、

私が一番気になっているのは、Facebookをはじめとする
SNSが生み出した
人間関係



Facebookでは、もともとハーバード大学内での学生同士の交流を目的としていて、空間を共にしていたけれどきっかけがなくてつながれなかった人間関係を、Facebookがワンクッションを入れてつながりやすくしたけれど、この「きっかけ」がFacebookの普及とともに、「同じ大学」「同じ専攻」など比較的身近な人たちとつながるものから、徐々に範囲が広がって遠くに住んでいたり全く面識がない人でも「同じ趣味」「同じ年」など、自分と共通項を持つ人とつながるものになっていき、
いつの間にか知らない人とつながることに抵抗がなくなっていった

そしてFacebookでfriendになれば、Activitiesを見て今その人が何をやっているのかを知ることができ、時間も空間も共有せずに、お互いのことを徐々に知り、直接会わずに交流が深まっていく、、、


映画を見ながら、ずっと考えて答えが出なくて忘れかけていた、単なる自分の考え事が再熱してきた。

今まで「都市は人と出会う場所」とよく言われ、誰かと空間を共有しながら人間関係は構築するものだったけど、SNSが生み出した新たな人間関係の作り方で、都市のあり方って変わるんじゃないか。
SNSは建築に対してもものすごく脅威、というかそれに建築が乗り遅れているんじゃないか、と感じるときがある。


新しいテクノロジーが人の生活を変えることには、何の抵抗もないし、むしろ私もFacebookやtwitterを日常的に使っているけれど、何かが生まれて普及していけば、周りはそれにあわせて変化していくのが当然の流れ。

建築は変わらなくていいのか?
変化の中で建築は何ができるのか?



メディアにしてもアートにしても、それ自体の意味合いやビジネススタイルって徐々に変化している。

だけど、新しい建築、もちろんすばらしい建築はどんどん生まれているけど、"建築"って長い間その定義やビジネススタイルが、ほとんど変わらずに来ているように思う。


インターネットが使いやすい空間を設計する、とかそういうわかりやすいことだけじゃなく、抽象的なレベルでの建築の再定義、そして具体的な設計の進め方、建築業界のビジネススタイルなど、いろんな面で変化が必要な気がしている。





ただ、



今はそれが何かもわかってないし、この問題は特にFacebookによって生み出されたわけじゃなく、インターネットが普及し始めていろんな生活が変化した7、8年前からずっと考えている話題だけど、答えが出るのか、そして存在するのかすらわかってない。
そして多分ほとんどの人に、「そこに問題はない」と言われることもわかってる。(実際友人によく言われるし。。。)

でも私自身は、日に日に、いろんなことを見たり聞いたりするたびに焦って、まだまだ見つかりそうもない答えを求めてもがいてる。

これは今の大御所建築家たちではなく、Digital Nativeじゃないと答えが見つけられない課題なんだと思う。





と、今回はなんだかまじめに、しかも暑っ苦しく書いてしまいました。。。

自分で作ったブログなんだから、そのときに面白いと思った事をアップして、思ったことを素直に書いていくのが一番かなと思い、たまにはこういう記事もいいかな、とアップしました。

いつか読み直したらこっぱずかしくなるかもしれないけど、そのときには今よりちゃんとした答えを見つけられていることを願います。

たまにはね〜☆






photo source: Hollyweirdo, Thirdage.com

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